SYOEIMAGAZINE
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2024[Thu]
09.05
こんにちは、代表の酒井です。
今日は夏休み前で少し時間が出来たので、最近お客様から よくお問合わせを頂く、
「家・土地の利活用」について、書こうと思います。
最近、色々なところで「空き家問題」という言葉を、耳にすることが増えたと思いますが
実際、街を歩いていると、使われなくなった家や、草が生い茂っている空地が散見されます。
このような『利用されなくなった、家や土地』を
『どうやって活用していけば良いか』という相談が増えているのです。
というのも、不動産は所有している限り固定資産税が発生し
管理をせずに放置していると、建物劣化や雑草などで近隣からクレームを頂くなど、
とにかく『手間とコスト』がかかります。
弊社でも、維持管理を依頼されている空家は、毎年2回は草刈りを入れ、
オーナーさんたちに代わって管理をさせて頂いてます。
ただ、草刈りや固定資産税は『コスト』で、毎年出ていくため
所有していること自体が負担 になってくるケースが多いのです。
そのため、古民家や空地を再生している弊社に、
ご相談を頂くことが多いのかもしれません。
その『不動産の利活用』についてですが、具体的には4つの方法があります。
① 自己使用
② 貸す
③ 売る
④ そのまま(現状維持)
『①:自己使用』のご相談で最近多いのは、家が古く『冬寒くて、夏暑い』ということ。
昔の家は断熱材が入ってないことも多いので、ヒートショック等、
体に害を及ぼす建物になってしまっているケースもあります。
資金が不足している場合は、敷地の一部を売って、売却益で家を建て替える
というケースもあったりします。
自分で使用しなくなった場合、次に考えるのが『②:貸す』だと思います。
最近の若い方は、古着やアナログレコードが人気になるなど
古くても、本当に価値のあるものを好む、という人も多いので、
築年数が経っていてもリフォームを行えば、入居者は決まります。
『②:貸す』 という選択肢は住宅以外でも可能で、
こちらは、弊社が石堂書店さんの2階をコワーキングスペースとしてリノベーションした事例。
リノベーションして、用途を変えることにより、街に新しい流れをつくりました。
しかし、『②:貸す』ためにはリフォームやリノベが必要な場合も多く
その手間とコストをかけたくない、という場合『③:売る』という選択肢もあります。
👆このような一般的な土地や、戸建て、マンションなどは毎年沢山扱わせていただいていますが、
なかにはこのような、崖や山、別荘、などの特殊案件もご依頼頂いて売却を行っております。
そして何もせず、『④:現状維持』 という方もいらっしゃいます。
特に、ご相続等の事情により『動かしたくても動かせない』というケースはよくあります。
街で見かける駐車場は、じつは地主さんが
相続税を支払うために、あえて建物を建てずにそのままにしてある
というケースも多いのです。
以上、4つの選択肢について簡単にご説明しましたが、
この選択肢の選定で重要なのが、不動産はすべてが一点モノのため、
『物件によって、最適な答えが違ってくる』ということ。
例えば、駅徒歩15分以上の家は、賃貸に出しても成約に時間がかかるので
『③売却』が最適解になる場合があります。
反対に、駅3分というような好立地は
『③売却』ではなく『②賃貸』が最適解になる場合も。
また立地や建物の状況ではなく、お客様の将来のご相続状況を考慮し、
相続税評価を下げるため、④「売らずに空家のまま現状維持」が最適解 になる場合もあります。
『これが正解!』ということを一概に言えないのが、不動産の難しいところで
一軒一軒、その物件の特性に合わせた最適解を導き出す必要があります。
しかし、その判断をするには、不動産関係の法律はもちろん、
その地域の相場(賃貸・売買両方)や建物の知識、さらには税法や民法など、
かなり広範囲な知識が必要なため、一般の方が自分だけで、
どれが最適解かを導き出すことが難しい、という問題があります。
ここでちょっと、弊社で手掛けた実例を挙げさせて頂きます。
畑 👉 賃貸物件
戸建て 👉 シェアハウス
急傾斜崩壊危険区域の山 👉 造成が得意な業者に売却
倉庫 👉 店舗
貸スペース 👉 コワーキングスペース
実家 👉 売却
古家 👉 駐輪場
貸駐車場 👉 キッチンカースペース
古民家 👉 カフェ、レンタルスペース、コワーキング
築25年の賃貸物件 👉 リノベ
築50年の古家 👉 売却
と、様々なケースがありますが、物件によって最適解は違います。
この最適解を導き出すときに、私たちが大切にしているのは
『お客様と一緒に考える』ということ
『売却しませんか』というチラシは大量に入って来ると思いますが
その前に『選択肢を検討すること』が、まず第一に行うべきことです。
そして、その選択肢のメリット・デメリットを正確に理解することが重要です。
ただ、不動産屋は入りづらい、行ったら営業をかけられて面倒なことになる、
と思う気持ちも、よ~くわかるので、、、(笑)
まだ何も決まっていないという、検討段階でも気軽に聞いてもらえるよう
こちらからは一切『営業をしない』というスタイルで、いつも接客を行わせて頂いております。
松栄の営業スタイル 👉 https://syo-ei.com/blog/2013/12/post71/
また、電話やZOOMなど来店以外でのご相談も、もちろん可能です 👉 お問合せフォーム
『わからないことがわからない』というお客様もいらっしゃると思いますが、
そんな時こそ『どんな選択肢があるか?』というところから、ご説明させて頂きますので
お気軽にご相談下さい~😊
それでは皆様、良い夏休みを~🏖