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松栄建設_建築インタビュー_m03_01

2019[Mon]

12.23

【お客様インタビュー#02】 菊名M様

 

 

住まいの松栄で家を建てたお客様に、インタビューさせて頂きました!

 

第二弾のM様の家は、土地と建物をセットで販売する「建売住宅」の家です。

 

 


 

最寄り駅:菊名、妙蓮寺

家族構成:ご夫婦、お子様1人

建築年 :2018年

概  要:木造2階建て+ロフト、

     1階寝室×2+洗面・浴室+WIC、2階リビング+ロフト

設計施工:住まいの松栄(酒井政喜・酒井洋輔・能勢宇量)

 


 

 

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―もともと、この辺りにお住まいだったのですか?

 

 

 

菊名の賃貸マンションにいたので、引っ越してきて3年目です。

結婚して最初は世田谷に2年住んで、それからシンガポールに転勤しました。

 

 

 

2年間シンガポールにいる予定だったのですが、仕事の都合で1年でベトナムのホーチミンに移動になりました。急だったので結局シンガポールの家をキープしたまま、スーツケース2、3個だけ持って移動する、みたいな(笑)。面白かったですね。何やらかんやらで結婚してから10回以上引越ししてるんです。

 

 

 

シンガポールでも、ホーチミンでも何回か移動しているので、帰国してすぐに仮住まいを1か月借りて、その後に菊名に来ました。

 

 

 

 

 

 

 

―菊名に引っ越してきたきっかけはなんですか。

 

 

 

シンガポールから帰ってきた時の仮住まいは新宿で、とても便利だったんですが、あんまり長く住みたいとは思えなくて。

 

 

 

この仮住まいの一か月間で、次の『長く住む場所』を探さなきゃいけないということで、妻が見つけたのが菊名の賃貸マンションでした。デザインと通勤の便利さのわりに手ごろな家賃が決め手でした。

 

 

 

住んでみたら、菊名はすごくいいところでした。

 

 

部屋の契約が2年で更新になったのと、この子が生まれたことがあり、もう少し広いところを探し始めたときも、菊名周辺に絞っていました。

 

 

 

 

 

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―菊名を気に入られているのはどういう理由ですか?

 

 

 

僕が地方の生まれでして、都心に住むのはちょっと疲れるなと。でも仕事が忙しいのであまり都心から離れたくはなかったんです。その点、菊名は交通の便がものすごくいいのに、自然もあるし静かで穏やかな感じがいいなと思いました。

 

 

 

 

 

―そういう方がこの辺り多いんですよね。都内は騒々しい場所も多いので街や人の雰囲気が違うんですが、この辺りはどちらかというと、仕事に打ち込んでいる人もいるけど、家族の生活は落ち着いた場所で過ごしたい、っていう方が多いみたいです。

 

 

 

まさにおっしゃる通りで、住んでいる人の雰囲気が合うというところが大きいですね。周りを見ていても落ち着いた方が多いのはいいなと思います。

 

そしてものすごく静かですね。ちょっと窓を開けると鳥の声が聞こえて。その環境が、この利便性で手に入るのが大きな魅力だと思います。

 

 

 

 

菊名桜山公園(通称『カーボン山』)

 

 

 

―この地域で気に入っているところはありますか?

 

 

 

錦が丘とかカーボン山が気に入っています。それと、桜が咲いたときにイベントが行われていますが、ああいう手作り感も魅力的ですよね。菊名神社のお祭りなども普段静かな場所がイベント時に人が沢山集まってきて雰囲気が変わるのがすごくいいなと思います。引越してきてすぐ菊名神社のお祭りがあったんですよ。それでこの街の印象がさらに良くなりました。

 

 

 

 

 

 

―本当にお二人のような方が多いんです。交通の便を考えて東横沿線で住宅を探していたら、この辺りは全然知らなかったけど、駅を降りてみたら、『ああ、なんか空気感いいな』と感じて、実際に家を探してみたら、相場も現実的でという感じで・・・

 

 

 

菊名は住まないと分からないですよね。住んでみると『ほのぼのしみじみいいな』っていう感じがあって。(菊名の)錦が丘のロータリー近くに小さい踏切があるんですけど、そこを一歩越えると、雨の日なんかは特に山の中みたいに空気が澄んで気持ちいいんです。

 

 

 

妙蓮寺に行く途中の菊名池公園もとても好きです。のんびり池を見てる年配の方や犬の散歩をする人、サッカーや野球をする小学生、ベビーカーの子供とお母さん・・・。いつも誰かが幸せそうにしているんですよ。季節によって池の周りにいる鳥も違うし、池にも緑が広がっていて日々風景が変わるので面白いです。

 

 

 

 

 

―綺麗ですよね。僕が小学校の時は、池のほとりの駄菓子屋(あべや)で網とかが売っていて、小学生がみんなあそこで手長エビとか採ってて・・・(笑)。

 

 

 

―逆にこの地域で住んでて物足りないなってことあります?

 

 

 

うーん、菊名駅の東口にレストランが少ないことですかね。気軽にさっと入れるお店が少ないかな。チェーン店とかでもいいんですけど、帰りにさっとご飯食べて帰ろうっていう時に入れるお店がもう少しあるとうれしいです。

 

 

 

 

 

―家探しで一番大変だったことって何ですか?

 

 

 

やっぱり希望の家がなかなか見つからなかったことです。その時は仕事がとても忙しくて、土日に家を見て回って、月曜から金曜まで仕事に明け暮れ、それで家を探しても、『ああ、またなかった』とがっかりするということの繰り返しでした。

 

 

 

時間がかかるのに結果がなかなか出ない。宝探しみたいな感じでした。少し時間をあけようかとか、土地探しから始めようかとか、いろいろ考えました。

 

 

 

夫婦ともがデザインにこだわりがあったので、中古でリノベーションして全面やりかえようかとも思っていたんです。ここを見つける前はだいぶ諦めかけていました。あまりになくて『少し賃貸に住もうか』と落ち込んでいたとき、ぱっとこの家が見つかりました。

 

 

 

 

 

 

―この家のどこを見て決めましたか?

 

 

 

松栄さんのホームページと、3D内見を見て、これまで見てきた家とクオリティが全然違うと思いました。特にこのリビングの吹抜けが気に入りました。僕は構造設計を仕事にしているので梁の構造が見えるところとかアイアンの手すりがいい!というところから入って、外観もガリバリウム鋼板で、トータルとして『ここしかない!』と思いました。

 

 

 

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―以前住んでいたワンルームから、こちらに越してきて生活で変わった点とかあります?

 

 

 

狭いワンルームだったので、あまり動かなくても何でも手が届く感じでしたが、1階2階に分かれて移動が増えたことでメリハリがつきました。子どももだんだん大きくなってきたので、寝る時間だから下に降りようねとか、朝だから2階に行ってご飯を食べようね、とか切り替えることができます。それは戸建てならではのメリットですよね。

 

 

 

 

 

 

―2階にリビングがあるのは実際に住んでみてどうですか?

 

 

 

不便な点はそんなにないのですが、あるとすればお客さんが来た時に、先に手を洗うか、先に部屋に通そうか迷うことぐらいですね(笑)。

 

 

 

―家にご友人を呼ばれたりはされていますか?

 

 

 

あまり頻繁ではないですが、あります。この前は、妻の親戚が集まっていたのですが、十人以上入っても全然窮屈でなく楽しめました。小さい子どもたちは小上がりの和室で遊んで、大人はリビングで飲んでというエリア分けもできて良かったです。

 

 

 

 

 

 

―購入されてから、建物に追加されたところはありますか?

 

 

 

今はないですね。将来子どもが大きくなったときに、分割できるよう設計されている寝室と、合わせていくつか改装したいなと考えています。

 

 

 

―楽しみですね。では、この家で一番気に入っている場所を教えてください。

 

 

 

一番はこの吹抜けのリビングですね。でも気に入っているところは本当にたくさんあって。場所というわけではないですが、例えば全部の部屋に横長のスリット調の窓が設置されているのですが、暑くなった時にちょっと開けて空気を入れ換えられたり、外の視線を遮りつつ少し光を入れられたりして。

 

設計された方が『こうしたらいいよね』とこだわって作ったところが見つかるのが楽しいです。

 

 

 

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―そう!自分たちが住みたいと思ってつくりました。いつも私達は『こんな家だったらいいよね』って思うものをつくって、その家を里子に出すみたいな感覚なんです(笑)。

 

 

 

楽しんでおられることがとても良くわかります。玄関の吹き抜けも良いんです。子どもが小さいからっていうのもあるんですけど、2階にいても1階の音が聞こえるのがとても便利で。

戸建てなのに、全体がつながっている感じがいいですね。

 

 

 

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―では、一番リラックスできる場所はどこですか??

 

 

 

リビングもそうですが、1階の書斎で本に囲まれている感じが落ち着きます。外に旧家からある梅の木があるのですが、枝の緑がちらっと窓から見えたりすると幸せですね。

 

 

 

 

 

―梅は秋か冬くらいに切ると、翌年実をつけてくれますよ。実際、1年住んでみて、冬の寒さと夏の暑さはどうでしたか?

 

 

 

冬は、前のところがとても寒かったので、その違いにとても驚きました。夏は、確かに1階が涼しい割に2階が暑いということがあります。南向きのバルコニーですからね。でもガラスもペアガラスで、断熱も吹付なので、少し空調を入れたらとても快適です。また、空調を入れなくても、窓を開け放てば気持ち良く風が通ります。

 

 

 

―こういう吹抜けの設計すると、屋根裏が見えてる家って、お客様から、暑いんじゃない?ってよく言われることがあるんですけど、それは感じなかったですか?

 

 

 

吹抜けだからというのはあまり感じたことはないですね。前の部屋が暑すぎたのかもしれません。前の部屋はマンションの2階なんですけど、全面西向きのシングルガラスの窓で断熱性能なんてまったくなかったんです。

 

今は逆に、外に出たときに中の気候と全然違うことがあって驚かされます。冬なんて特に、外に出たときに、こんなに寒かったんだってびっくりします。家の断熱性に騙されるんですよ。いい意味で(笑)。

 

 

 

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―松栄の仕事で良かった点と、ここは改善してほしいという点はありますか。

 

 

 

良かった点は、真面目できめ細やかなサービスです。対応とか、そういう点で困ったり不安に思ったりしたことは一度もないです。設計の面でも、ちゃんと証拠を見せていただいて全然不安がない。

 

 

 

 

 

―ありがとうございます。そんなお褒め頂いて。家ではなにかございますか?

 

 

 

吹抜け廻りのカウンターは物置きに使うことが多いですが、あって良かったです。洗濯物を干すときに置く台として使ったり、ノートパソコンやちょっとした文房具を置いたり、置いたりできるのがうれしいです。

 

このカウンターから外が見えて、窓とつながっている感じもいいですね。あるとすれば、2階に洗濯機があるので、いったん干すところが2階にあるといいなということくらいです。

 

 

 

 

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―そういう点を改善につなげさせていただきます。

 

 

 

外の植栽もとても考えられていますよね。それほど手入れをしなくても、秋冬で枯れちゃったかなと思った花が、春になるとパッと咲いたのでホッとしたことがありました。赤いカリステモンの花が咲いて終わったと思ったら、次に黄色い花が咲いて。そういう移り変わりを感じられるのが見ていてとても楽しいです。

 

たまたまなんですけど、玄関のカリステモンの花がちょうど僕の誕生日くらいに咲いて、先ほど話した梅の花がちょうどこの子と妻の誕生日くらいに咲くんですよ。あつらえたかのようなガーデニングの計画がいいですよね(笑)。

 

 

 

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―外構は『フルヤプランツ』さんにデザインしてもらいました。今みたいな季節の花って難しいんですよね。見た目で選びますけど、同じ名前がついてても全然違うので、吟味して選んでいただいています。

 

 

 

―『フルヤプランツ』さんは神奈川区に畑があるんですが、まるで海外に来たような感じの場所で、樹齢200年のオリーブを輸入したりもしているところなので、日本の雰囲気じゃない感じの植木畑なんです。注文住宅で外構デザインを行う場合は、その畑に一緒に行ってその中から選んで頂いてます。

 

 

 

 

 

 

 

―これから家を建てようとしてる人とか探そうとしている人とかに何かアドバイスってありますか?

 

 

 

うーん。松栄さんに相談する(笑)。これは鉄板というかぜひすすめたいですけど。エリアが限定されますかね。

 

 

 

 

 

―エリアが狭いですよね(笑)。

 

 

 

でもそれが松栄さんの強みでもありますから。でもやっぱりたくさん見ないとしょうがないかなと思います。たくさん数を見て、自分が何が好きで何なら諦められるかを決める。一般的ですけど。

 

ここの家を見つけたときは、直前まで『いろいろ諦めなきゃ・・・』と思っていたんです。たまたまこの家が見つかって、妥協をほぼしないで住めることになったのは本当に良かったです。

 

最終的には諦めないことが大切かなと思います(笑)。

ラッキーだったなと夫婦でしみじみ言い合っています。

 

 

―うちもこのような分譲住宅をもっとやっていきたいんですが、いい土地に出会うのって本当に難しいんですよね。

 

 

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―この家はMさんに買って頂いて本当に良かったと思っています。こだわった点をわかって頂けて本当にうれしいです。

 

 

 

―今度、建築のホームページを作り直すのですが、キャッチコピーを「私達が作りたいのは『モノ』としての家ではありません、家で幸せに過ごすしあわせな『時間』です。」にしようと思っているんです。

 

 

 

―インタビューも今までやってなかったんですけど、やってみると間取りの改善点を頂けたり、気づきがあって、自分たちもやっていて楽しいですし。いろんな方に『こういう生活ができるんだよ』って事を伝えられれば。地域に『しあわせな家』がどんどん増えていくな、と。

 

 

 

地元に密着して、その街を良くして家も建てていくって、本当に素晴らしいですよね。

 

 

 

 

―不動産建築業って、本当の意味で『地元に根ざせる』という所が良いなと思っています。住んでからの方が、建築会社としての付き合いが長くなりますからね。

 

 

 

―今日はありがとうございました。これからもよろしくお願い致します!

 

 

 

こちらこそ末長くよろしくお願い致します!

 

 

 

 

 


 

 

インタビューを終えて、松栄スタッフ編集後記

 

 

 

M様の家は建売住宅なのですが

 

『一般的な新築建売には住みたくない』というお客様の声をもとに

 

『自分達も住みたいと思う建売住宅をつくる』

 

というプロジェクトで、松栄が細部までこだわって設計施工した家です。

 

 

 

施工途中、こだわった分の工事費が膨らみすぎて『売れなかったら大変』と心配になったのですが

 

販売開始初日でM様がお申込みをくださり、

 

結果としては3番手までお申込みが入る人気物件になりました。

 

 

 

インテリアセンスの良いお二人に住んで頂けることになり、

 

この家も喜んでいるのが伝わってきます。

 

 

 

M様ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。