SYOEIMAGAZINE
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2020[Mon]
02.17
住まいの松栄で家を建てたお客様に、インタビューさせて頂きました!
第三弾のD様のお住まいは、築20年の戸建てをリノベーション(修繕ではなく、住宅の価値を上げる改修)した家です。
最寄り駅:妙蓮寺
家族構成:ご夫婦、お子様1人
竣工年 :2018年(築20年をリノベーション)
概 要:木造2階建+ロフト+地下室
1階2室+洗面・浴室、2階リビング+ロフト+1室、
設計施工:住まいの松栄(酒井政喜・酒井洋輔)
―この地域に引っ越してきたきっかけから教えてください。
学生時代に妻が妙蓮寺に住んでいたということと、たまたま自分も社宅がこの辺りにあったということが大きいですね。
妙蓮寺で家を購入したのは長く住んでいたのと、落ち着いた雰囲気が気に入ったからです。
以前に田園都市線の方も見に行ったこともあったのですが、いざ生活を考えてみると、すごく妙蓮寺が恋しくなってしまって・・・
―この辺りに住んでいる方は「都内から戻ってきた」とかいう方も多かったり、愛着を持って住んでいる方も多いように感じます。この地域の気に入っているところはありますか。
住みやすくて、人がやさしいところですね。
それと、帰ってきたときに何か落ち着くものがあります。
―レストランなどは都内に比べるとちょっと少ないと思うのですが、気に入っているお店は?
そうなんですよね。だから昔はよく(カウンターだけの小さい頃の)そば香さんに行っていました。でも最近はずいぶん食事ができるところが増えてきましたね。
―このまちで気に入ってるところはありますか?駅舎が好きっていう人もいますね。
駅は、ホームまでフラットで楽ですよね。
―私はあの平屋な感じが、すごく好きなんですよね。ホームまで平坦で行ける駅って、東横線で唯一だと思うんです。
そうですね、今となっては貴重ですよね。
ママ友とはもっとカフェが欲しいなっていう話をしていましたが、カナタカフェさんや茶寿さんなど、意外と最近出来てきましたね。
茶寿さんは、ピーク過ぎてから行ったら入れます。でもカフェはもうちょっと欲しいですね。
―今までどんな家に住んでましたか?
3LDKで70平米くらいの社宅です。線路沿いだったので踏切の音が凄かったですね。この家に引越してきて『世の中こんなに静かだったんだ』ってはじめて気づきました(笑)。
―家を建てる時に一番大変だったことはなんですか。
やっぱり決めることと、決断することですね。
何一つ考えるのにもあれこれ迷っちゃって・・・
―決断は仕事でよくやられませんか?
自分のお金使って、自分のものつくるって、仕事とはちょっと違いますね。
会社と違って理詰めじゃなく、好き嫌いもあるし、もちろん予算もあるし・・・
―この家で決めたポイントってありますか?
夫は全部良いって言っていました。夫からOKが出たのはこの家だけです。
私が他にいろいろ『あれもこれもどう?』ってプレゼンしたんですけどね(笑)。
僕はもともと修繕の予算込みで考えていたので、価格と物件のバランスに気を使いました。ここだったら、実際見てみて、吹抜けの大きな空間も気に入ったし。もともとの物自体もすごく良いものだったし、構造もしっかりしていたので問題ないと思いました。
私はマンションばっかりに住んでいたので、一戸建てってあまり外の眺望が見えないイメージがあったのですが、ここは視線が抜けて開放感がある一方で坂の上でもないところが良かったです。
―絶妙ですよね。季節を一巡してみてどうでしたか?
断熱改修はしなかったので、言われていたとおり冬は少し寒かったです。あとはDIYまではいかないけど、いろんな部分を自分たちで工夫できるところが楽しいです。
それと自然が近い!
バッタがいる、カタツムリがいる、ダンゴ虫がいる。
(隣の雑木林からインタビューの間ずっとウグイスの声が聞こえていました。)
―引っ越して、前の生活と変わった点はありますか?例えば休みの日の過ごし方とか。
引っ越したからなのか、娘の成長に合わせて家の事をするようになりました。
DIYもするようになりましたし、掃除も前よりするようになりました。
―便利になったところ、不便になったところはありますか?
今までよりは駅から遠くなったし(駅まで10分程度)、保育園からも遠くなりましたが、そのくらいですかね。生活圏がかわってないのが一番嬉しいです。
―あと、この家でこだわった点はありますか?
夫はこだわりがたくさんありますよ(笑)。
壁と床と洗面台、タイルも・・・。
その節はいろいろと相談に乗って頂きありがとうございました。(笑)
―塗装(ポーターズペイント)は自分でやってみてどうでしたか?
大変でしたけど、子どもと一緒に塗れて楽しかったですね。
―この家で一番気に入ってるところはありますか?
気に入ってるところはリビングですね。この解放感がとてもいいです。
―休みの日は、朝起きてどんな一日を過ごしていますか?
だいたい、リビングでゆっくりのんびり。ここから慌ただしく出掛けて行って、帰ってきて、という感じです。
―出掛けるとなると、どの辺りですか。
やっぱり横浜、みなとみらいですね。みなとみらいは、広くて子連れにやさしいので助かります。
―この家にいる時に、どんな時に一番幸せを感じますか?
やっぱり、子どもが遊んでるの見ているときですね。
特に子どもが一階で自由にのびのび遊んでいるのをみると、この家に住めて良かったなって思います。
―もしまた家を建てるとしたら、どんな家にしたいですか?ここで結構やりつくした感はありますか?
やりつくしたか、って聞かれると・・・あとちょっとやれたかもって思います。バルコニーを広くしたかり、縁側っぽい空間をつくったり、予算があればもう少しいろいろしたかった(笑)。
―今、家を探してる人、建てようとしている人へのアドバイスがあれば。
結構長い期間探していたので、納得いくまで探せたのは良かったと思っています。松栄さんとお付き合い出来たから、っていうのもありますね。『早く買わないと!』っていうのが、一切ないじゃないですか。だから、じっくり探せたのは良かったです。
―どれくらい探されていましたっけ?
紆余曲折あり、4,5年探していたかもしれません。
―家探しって『盛り上がる時期』と『やめている時期』とバイオリズムがあるんですよね。
最初に探し始めたのは4,5年くらい前でしたね。
ストップしている時期もありましたが、、、
―最初に探してた時は娘さんはまだ生まれていらっしゃらなかったですよね。お二人のころと探すものは変わりませんでした?
この辺りで探したいとは思っていたので、あまり探すものは変わっていないかもしれないですね。
―最後にこの円形テーブルについて聞きたかったのですが、ヴィンテージですよね。どちらで買われたのですか。
みなとみらいです。商業施設の中に入っていた家具屋さんですが、今はもうないのかな・・・。G-PLANのヴィンテージですね。
―これは一生ものですよね。きちんとメンテナンスすれば娘さんの代でも使えますね。
―今日はありがとうございました。
インタビューを終えて、松栄スタッフ編集後記
D様に、はじめてご来店頂いたのは、まだご夫婦二人の時でした。
お仕事で建築を手掛けており、ピカピカの新築の質感が好きではない、ということや
自分たちが納得いくものを見つけたい、というお話をしたことを覚えています。
その後、ご出産などのライフイベントがあり、探すのを辞めていた時期があったり
納得できる家がなかなか出なかったり、ということで時間が経ってしまいましたが、
酒井がリノベ前のこの家を見た時に『これはDさんの条件にピッタリだ!!』と思い
リノベ前提で、古家の状態の家をご購入いただきました。
その後、設計や材料の選定、施工の打ち合わせを何度もさせて頂き、
リビング壁のポーターズペイントは、松栄のスタッフと一緒に
塗装ワークショップに参加してもらってからセルフペイントをして頂くなど
松栄としても、いろいろ思い出もある家になりました。
探す期間が長かった分、納得感も大きい家になったのではと思います。
この家で、娘さんのAちゃんの笑顔がはじけているのを見ると、
こちらまで嬉しくなってしまいます。
D様、おめでとうございます。