SYOEIMAGAZINE
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2016[Mon]
07.18
ご来店されるお客様から、よく聞かれる質問で
「大地震が来ても、今の建物は大丈夫ですか??」
という内容があります。
最近は地震も多いですし、
何千万も出して買ったものが、地震で壊れてしまったら大変ですから、
皆さまとても気になる内容ですよね^^;
この耐震基準を、簡単に説明すると、
今の建物は、震度6〜7の地震が来た際に
「倒壊や崩壊はしませんが、損傷を受ける可能性はあります。」
「現在の耐震基準は、震災でも「地震」に対しては一定の評価がされています。」
とお伝えしています。
これは建築基準法が、
「大地震で、建物が全く損傷を受けない」
という基準ではなく
「大地震でも、人が生存できること」
を最重要として設定されているためです。
わかりづらいと思うので、ここをもう少し詳しく説明させて頂くと
建物は筋交いや鉄筋など「構造材」を増やせば
強度を上げることは容易にできるのですが
同時に「コストも大幅にアップ」します。
そして建築基準法は
「日本全国の全建物、共通の建築基準」
のため、
「適切なコストで大地震でも人が生存できるスペースが確保できる」
という基準で、設定され
「倒壊はしないけど、損傷を受ける可能性はあります」
という基準になっています(耐震等級1の場合)
なかなか難しいところなのですが、
「設計の理想」と「現場としての落とし所」のような感じでしょうか、、、、^^;
コストと安全性のバランスを見て、現在の耐震基準となっています。
次回は耐震等級1、2、3の違いについてご説明します!