SYOEIMAGAZINE
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2013[Sat]
12.07
あまりこういうネガティブな話はしたくないので、
避けてきた話題なんですが、いつまでたっても
不動産業界の古い体質が変わらないので
同じ業界人として、「もっと良くなってもらいたい!」
という気持ちで、ちょこっと不動産業界の裏側を書こうと思います
※明るい話ではないので、興味がない方は飛ばして下さい^^;
最近、お客様からよく聞くのが
「休日の朝から営業電話が何度もかかってきて困る」
とか
「物件は気に入ったんだけど、
営業マンがあせらせるので何かあるのか不安なんです」
「営業マンが物件の良い所しか教えてくれない」
という様に、昔ながらの「ゴリ押し営業」に
疲れたり、不信感を持ってしまうケースです
昔は、物件の情報は営業マンからしか貰えませんでしたが
今はネットを駆使すれば、物件の情報を調べる事が出来ます
そのため、お客様自身でちょっと調べてみたら
「あれ?!あの人が言ってる事と全然違うぞ!?」
という事で、なんとなく不信感を持ってしまうケースが
増えてきているようなんです
こんな事を防ぐためにも、不動産を売買する時には必ず付き合う事になる
「営業マン・不動産業界」について、よく知っておいて欲しいんです
まず業界の内部から見た不動産業界というのは、今も昔も変わらず
「営業成績勝負」
「体育会系」
という二言で表せる業界です
業界内部から見ても、ホントこの言葉がピッタリ・・・ T_T
売れない営業マンは毎日夜11時くらいまで帰れない世界なんです
これは中小・大手を問わず『ノルマが絶対』の業界なのでホントに大変そう
私(酒井)はIT業界からの転職組なので、この業界に入った時に
いろいろな部分で衝撃を受けました
「え、このマイナス点はお客様に知らせなくて大丈夫・・・!?」
「何千万もするのに案内する人は宅建資格なくてもいいの!?」
等々、詳細は書けませんが、不安になる事だらけで、とにかく
「契約を取る(売る)」 という事が、
全ての事に優先する業界だったんです
そしてそれは残念な事に、、、、
今でも全く変わっていません T_T
某大手不動産屋の課長さんから聞いた言葉で印象に残っているのが
「売れない物を売ってくるのが営業の仕事だ!!」
という言葉でした
一瞬、正論のようにも聞こえますが、じつは
お客様の事を無視したとんでもない言葉で、実は
「話術と根性で何とか売ってこい!」という意味でした
そして不動産屋の事務所にはドラマで見る写真のような
棒グラフの営業成績表がいまだにあります
これは冗談ではなくて、ホントの話です
※最近はIT化でエクセルになってるかもしれませんが・・・
こんな事を言う人が上司で
「毎月必ず1軒以上売ってこい」というノルマが課せられ
家族を養っていかなければいけない立場だったら・・・・・
というのが「ゴリ押し営業マン」を生んでしまう原因なんです
強引な営業マンも本音は「きちんと信頼関係を築いて売りたい」
という気持ちを持っているんだと思うのですが、
「契約が全ての業界体質」がそれを許さないんです
なので「営業マンだけが悪い」という事でもないと思うんです
これを改善するには、ノルマを無くして、
評価基準に「お客様からの評価」を加えたらいいと思うんですが
信頼される営業マン < 売れる営業マン
という50年以上続いてきた業界体質を変えるのは、
それはそれは、大変な事だろうな
と、最近の電力業界を見ていて痛感しました^^;)
私のチカラで業界を変える!
なんてのは、とうてい無理なのはわかっています^^;
でも何もせずに、今のままずーっと
「なんとなく不動産屋は信頼出来ない」
という業界のままでは、誰のためにもなりません
なので、せめてお客様に、
業界の仕組みを知ってもらって
営業マンや古い業界体質に惑わされないで欲しい、
疑問を少しでも少なくしてから買って欲しい、
と思って、こんな暗い話を長々と書かせてもらったんです・・・^^;
電力業界も、相変わらず古い体質を維持しようと
矛盾に矛盾を重ねて、もがいてますが
私たちは、新しい時代に向けて、新しい事をやっていきたい、
『本当にお客様のためになる選択肢』を用意していきたい、
そんな風に最近つくづく感じています
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(2020年追加)