SYOEIMAGAZINE
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2020[Thu]
08.20
2020/08月の松栄新聞を発行しました!
以下 文字起こし
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この新聞を書いている8月9日は、長崎原爆の日。
松栄は長崎出身の私の祖父、酒井勝喜が昭和三十五年に創業した会社です。
祖父は軍属で東京に来ていたため難を逃れ、松栄建設㈱を興すことができました。
原爆で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、原爆を逃れた祖父が「松栄建設㈱」を興し、現在まで続いて原爆の日を迎えたこと、不思議な気持ちと、感謝の気持であふれています。
そんな、松栄にとっても特別な日である今日は、
私達がどんな想いで、どんな未来をつくりたいのかを、書いてみようと思います。
私達は最近、石堂書店と「まちの本屋リノベーションプロジェクト」を起ち上げたり、ローカルメディア 「菊名池古民家放送局」を起ち上げたり、街づくりに積極的に関わるようになってきています。
これは、 私達が「まちづくり」を通して「大きな循環」をつくりたい、と思っているからなのですが、図で表すと このような流れになります。
今まで不動産屋がまちづくりに積極的に参加することは、あまり多くなかったと思います。
※正直なところ まちづくりに参加しても、すぐには自分たちの利益にはなりません。それどころか新しいプロジェクトを 起ち上げると、手間やトラブル、リスクが増えて大変になると思われていました。(実際そうです、、笑)
しかし、これからの時代は「短期的に多額の利益を上げる」より
「多額ではなく長期的に安定した利益で、会社を継続する」 というビジネスモデルが重要になってくると思っており、私達はこの後者のビジネスモデルを目指しているため積極的にまちづくりに関わっています。
「農業」に例えるならば「収穫」はもちろん大事ですが、そのためには、「種まき」が必要不可欠で、私達はこの「種まき」と「収穫」の両方を、しっかり行っていきたい、そう思っています。
以前NHKで見たドキュメントで「牡蠣の養殖業者が森を育てる」という話がありました。
美味しい牡蠣は 豊かな森から流れる河の養分によって育つので「牡蠣の養殖業者が森の整備に力を入れる」という話でした。
この番組を見た時に「まさしく私達が行っていることだ!」と思ったのを憶えています。
森を育てるように、まちを育て、豊かな住環境をつくる事により住みたい人が増え、
そして最終的に不動産建築業である私達も成長していくことができる、と思っています。
私達が目指しているのは、そんな世界、そんな循環です。